狩猟日記

新米猟師のひとり言、体験、ハンティングギア等

狩猟免許と銃の免許

狩猟をするには狩猟免状と狩猟者登録が必要。実は銃には免許じゃなくて所持許可しかありませんでした。

 

「狩猟免状」

狩猟免状には、罠だったり銃だったり種類があります。自分は罠はとらず、第1種銃猟免状です。

 

自分の中ではこれが1番の壁だったかなぁ。座学はもちろん、実技の講習の後テストがあります。試験官の前で声を出して安全確認、分解、組み立て。それから猟場を想定した銃の操作、取り扱いを実際やってみせます。獲物の絵を見せられて、それが獲って良いものかだめなものか判別するテストもありました。実際、誰でも練習すればできる内容ですが、とても緊張しましたね〜。

 

「狩猟者登録」

これは、狩猟免状があれば登録は簡単なのですが、重要なのが1年に1回、9月です!これを逃すと、次の年の9月まで登録できません。

 

「所持許可証」

銃には免許がなくて、狩猟をしないでクレー射撃だけとかなら狩猟免許もいりません。

必要なのは所持許可証です。許可をとる前に射撃教習もありますね。エアライフルなら必要ないですが火薬を使う銃なら必要です。実際にクレーを射撃場で撃つ講習とテストがあります。そして、それを受けるには実際に実弾を使用するための許可を警察に申請しなければいけません。

 

銃砲店に行って銃を決めたら、警察にこれがほしい!と届け出ます。それで許可証がでたら、銃を持って警察で確認してもらいます。簡単にいうとこれだけなのですが、実際はとても面倒くさいです。試験とかとは違う、とても面倒なあれこれが待ってますw

 

銃を家で持つなら法定規格のガンロッカーと弾用ロッカー、これらはしっかりと壁に固定、家の間取り図の提出、ロッカー設置の写真の提出。そして、実際に警察が家に確認にきます。

警察の聞き込み調査は、家族、近隣住民、職場同僚に及びます。

精神科医師の正常ですよっていう診断書も必要です。

 

この銃がほしい!の届出の後、これらをクリアして1ヶ月以上かけて所持許可がでます。難しい試験があるとか、競争率があるわけではないので、ゆっくりひとつひとつ乗り越えていけばきっと所持できると思います。

 

自分は、貴重な経験ができるので、お金や時間をかけても経験し、無理になってくればやめればいいと思って始めました。獲物を獲って食べるという事、複雑な気持ちですが自然の中で味合うその感覚は、言葉では表せないものです。やってみる価値はあると思いますね。